生理活性物質の働きを生かす
自社開発の非加熱製法

非加熱製法による生プラセンタを
日本で初めて開発
2009年 北海道大学ビジネススプリング於
プラセンタとは「胎盤」のことです。古くから西洋医学でも東洋医学でも万能薬・秘薬・健康食品・美容素材として私達人間が歴史のなかで用いてきました。クレオパトラや楊貴妃、マリー・アントワネットが美容に愛用した、秦の始皇帝が不老不死に愛用したと伝えられていますが、史料としては唐代の「本草拾遺」(ほんぞうしゅうい)に「人胞、胞衣」(じんぽう、えな)として記載があり、また明代の薬学書「本草綱目」(ほんぞうこうもく)や韓国の古い医学書「東医宝鑑」(とういほうかん)にも「紫河車」(しかしゃ)の名前で記載があります。日本のプラセンタは旧ソ連のV.P.フィラトフが1920~30年頃に研究を進めた組織療法に端を発しています。フィラトフは疾病の治癒に胎盤を使うと最も高い効果が得られることを見出し、これに稗田(ひえだ)憲太郎博士が触発され胎盤療法を日本へ導入しました。稗田博士は戦地の傷痍軍人の治療を通じて胎盤研究を究めていかれました。また同じ時期の三田隆吉教授は「哺乳動物は総じて胎盤を例外なく本能的にその場で喰い尽くしている。草食動物ですら。わたしの目には神秘の扉をあかすべく大自然が提示している鍵」と語りました。
胎盤は1個の受精卵からおよそ10ヶ月で60~70兆個まで細胞を増殖させ、胎児を形成する脅威の臓器です。胎児細胞が増殖する過程では様々な「生理活性物質」が合成、分泌されています。
免疫を担当する細胞を増殖・分化させる「サイトカイン」は、自然免疫系を活性化し、免疫システム全体のバランスを調整します。
美容に関することで言えば「成長因子(グロスファクター)」は、さまざまな細胞の増殖・再生のシグナルとなる物質で、ダメージを受けた細胞を修復したり、新しい細胞の増殖を促進したりする働きがあります。
プラセンタは身体に備わったシステムを強化します。
・複雑な免疫機能を調整し強化する働き
・細胞の修復と増殖、細胞の増殖を適正にコントロールする働き
・代謝機能の活性化、若返り・アンチエイジング作用
・体内の老廃物や有害物質を排泄する働き
・身体バランスの調整する働き
加えてプラセンタは自然に存在する生薬の一種であるため、優しく作用する働きがあります。
(以上、日本胎盤臨床研究会資料研究要覧2008)
白老プラセンタ株式会社の「生プラセンタ」は、プラセンタの歴史と科学によって解明された効果効能をふまえて、独自に非加熱製法を開発して製造された製品です。プラセンタに含まれる生理活性物質(サイトカイン・グロスファクター)の働きが失われないようにしている技術で生産されていることが一番の特徴です。
※ サイトカイン(cytokine)
サイトカインとは主に免疫系細胞から分泌されるタンパク質で、標的細胞表面に存在する特異的受容体を介して極めて微量で生理作用を示し、細胞間の情報伝達を担う生理活性物質の総称。サイトカインは種々の細胞により産生され、一つの分子でそれぞれの標的細胞において多様な生理作用を示すが、その作用は異なるサイトカイン同士で重複することも多い。また、サイトカイン同士は複雑なネットワークを形成し、協調や拮抗など相互に作用し合うことで免疫系全体を制御している。
サイトカインはすでに数百種類が発見され、今日も発見が続いている。多くの種類があり、特に免疫・炎症反応等の生体防御に関連したものが多くみられるが、細胞増殖や分化、細胞死や治癒等に関連するものもある。代表的なものでは、インターフェロン(IFN)、インターロイキン(IL)、ケモカイン(CCLなど)、コロニー刺激因子(顆粒球コロニー刺激因子:G-CSF、エリスロポエチンなど)、腫瘍壊死因子(TNF)、増殖因子(EGF、FGF、TGF-βなど)などが挙げられる。
北海道白老町という抜群の環境で
更に技術は高みへ
白老町は動物たちがのびのび育つ抜群の環境として、優れたファームが多く点在する地域です。海の幸、山の幸、資源が豊富で水も空気も大変きれいな美しい地域です。地域のファームから仕入れる原材料(胎盤)はとても新鮮でプリプリしています。私達の工場の裏山には日本有数の透明度を誇るクッタラ湖があり、この伏流水を工場で使用しています。また本社近隣で湧き出る温泉水も生産ラインで利用しています。私達の商品は白老という地域から恩恵を受けた商品です。

